男性の場合、葬儀には手ぶらで参列するのが基本とされていますが、財布やスマホ、ハンカチ、数珠、香典袋と意外に持ち物は多く、それらを喪服のポケットに詰め込むとシルエットが崩れて格好悪い上に、座った時に落としてしまうリスクもあるため、小物をスマートに収納できる「セカンドバッグ(クラッチバッグ)」を持つことが推奨されます。葬儀用として選ぶべきセカンドバッグの条件は、まず「素材」が布製または光沢のないマットな革製(合皮含む)であること、色は「完全な黒(ブラックフォーマル)」であること、そして「装飾がないシンプルデザイン」であることの三点です。布製のものは軽量で慶弔両用に使いやすく、価格も手頃なため一つ持っておくと便利ですが、よりフォーマル感を高めたいなら、シボ加工(革の表面に凹凸をつける加工)が施された牛革のバッグがおすすめで、傷が目立ちにくく高級感もあり、大人の男性の品格を演出してくれます。サイズ感としては、A5サイズ程度が一般的で、香典袋(袱紗)が折れずにすっぽりと入り、かつ長財布とスマホが収納できるマチ幅があるものを選ぶと実用性が高いですが、あまり大きすぎるとビジネスバッグのように見えてしまうため、脇に抱えて収まりの良いサイズを選ぶのがポイントです。また、持ち手(ストラップ)がついているタイプとついていないタイプがありますが、焼香の際に小脇に抱えやすいのはストラップなしのタイプですが、移動時の落下防止や持ちやすさを考えると、取り外し可能なストラップがついている2WAYタイプが機能的で使い勝手が良いでしょう。ブランドロゴが大きく入っているものや、クロコダイル柄などの派手なデザインはNGですが、無地でシンプルな黒のセカンドバッグであれば、結婚式やパーティーでも使用できるため、汎用性の高い「大人の道具」として、質の良いものを一つ用意しておくと、いざという時に慌てずに済みます。