役所手続き・遺族のためのガイド

2026年1月
  • アップルウォッチで葬儀に参列しても良いか

    知識

    近年、急速に普及しているアップルウォッチなどのスマートウォッチですが、葬儀の場につけていっても良いのかという疑問は多くの人が抱えており、世代によっても意見が分かれるデリケートな問題となっています。結論から言えば、スマートウォッチ自体がマナー違反というわけではありませんが、その設定や使い方によっては重大なマナー違反を引き起こす可能性があるため、細心の注意を払って使用する必要があります。まず、最も気をつけなければならないのは「画面の点灯」と「通知音」であり、焼香の最中や読経の静寂の中で、手首を傾けた拍子に画面が明るく光ったり、LINEの通知音が鳴り響いたりすることは、厳粛な雰囲気を台無しにする行為として厳しく非難されます。そのため、参列する前には必ず「シアターモード」や「マナーモード」に設定し、画面が常時点灯しないようにするか、通知を完全にオフにしておくことが最低限のマナーです。また、バンド(ベルト)の素材も重要で、シリコン製のスポーティーなバンドや、カラフルなナイロンバンドはカジュアルすぎるため葬儀には不向きであり、黒の革バンドや落ち着いた金属バンドに付け替えることが推奨されます。さらに、文字盤のデザインも、ミッキーマウスが動くようなポップなものや、デジタル数字が大きく表示されるスポーティーなものではなく、シンプルなアナログ時計風のデザインに変更しておくことで、フォーマルな場に馴染む装いになります。年配の方の中には、スマートウォッチを「おもちゃ」や「デジタル機器」と捉え、葬儀の場に持ち込むこと自体を快く思わない人もいますので、不安な場合は会場に入る前に外してポケットに入れておくのが最も無難な選択と言えるでしょう。スマートウォッチは便利なツールですが、葬儀というアナログな儀式の場では、その便利さが仇となることもあると認識し、周囲への配慮を最優先にした使い方が求められるのです。

  • 男性におすすめの葬儀用セカンドバッグ

    知識

    男性の場合、葬儀には手ぶらで参列するのが基本とされていますが、財布やスマホ、ハンカチ、数珠、香典袋と意外に持ち物は多く、それらを喪服のポケットに詰め込むとシルエットが崩れて格好悪い上に、座った時に落としてしまうリスクもあるため、小物をスマートに収納できる「セカンドバッグ(クラッチバッグ)」を持つことが推奨されます。葬儀用として選ぶべきセカンドバッグの条件は、まず「素材」が布製または光沢のないマットな革製(合皮含む)であること、色は「完全な黒(ブラックフォーマル)」であること、そして「装飾がないシンプルデザイン」であることの三点です。布製のものは軽量で慶弔両用に使いやすく、価格も手頃なため一つ持っておくと便利ですが、よりフォーマル感を高めたいなら、シボ加工(革の表面に凹凸をつける加工)が施された牛革のバッグがおすすめで、傷が目立ちにくく高級感もあり、大人の男性の品格を演出してくれます。サイズ感としては、A5サイズ程度が一般的で、香典袋(袱紗)が折れずにすっぽりと入り、かつ長財布とスマホが収納できるマチ幅があるものを選ぶと実用性が高いですが、あまり大きすぎるとビジネスバッグのように見えてしまうため、脇に抱えて収まりの良いサイズを選ぶのがポイントです。また、持ち手(ストラップ)がついているタイプとついていないタイプがありますが、焼香の際に小脇に抱えやすいのはストラップなしのタイプですが、移動時の落下防止や持ちやすさを考えると、取り外し可能なストラップがついている2WAYタイプが機能的で使い勝手が良いでしょう。ブランドロゴが大きく入っているものや、クロコダイル柄などの派手なデザインはNGですが、無地でシンプルな黒のセカンドバッグであれば、結婚式やパーティーでも使用できるため、汎用性の高い「大人の道具」として、質の良いものを一つ用意しておくと、いざという時に慌てずに済みます。